間宮兄弟

「間宮兄弟」を観て来ました。
なんか前評判はよかったので、結構期待して行きました。

恵比寿のガーデンシネマという
滅多にいかないこじゃれた映画館に行ったため、持込禁止なのを知らず、
食べながら見るつもりでマックを買い込んで行ったら、
「持ち込みはできないのでロビーでお願いします」と言われた。
慌てて残り10分でマックを詰め込んだ(涙)

結構知らない人が多いらしくて、我々より遅く着いた人で
持ち込み禁止って言われて呆然としてる人が結構いました(苦笑)
映画観ながら食べるの結構好きなのになぁ~。

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で、映画の内容ですが、
うーーん、のほほーーんとした映画で癒し系なんだろうけど
私としては「・・・・?」って感じだった。

主人公2名が仲のいい兄弟で、二人暮らししている。
いつも同じ時間に帰ってきて二人で映画見て、二人で食事して、野球見て、
っていう単調な生活を繰り返している。

ある日弟の同僚の教師(常盤貴子)や、
行き着けのビデオ屋のかわいい店員(沢尻エリカ)を誘って
カレーパーティをやることになる。
単調だった二人の生活に変化が???

みたいな内容なんだろうかねー。
感性が乏しいのかこういう風に感じられた。
なんかところどころの言い回しとか雰囲気とかがすごいキモチわるくて
だんだん「・・・・」(時計チラ見)見たいな感じになってきた。
結局最後は「兄弟っていいなぁ!」みたいな感じで終わる。
ふーーん。
兄弟がいないに等しい私にはわからないのかもしれない。

沢尻エリカはまあまあかわいかった。
戸田菜穂もとってもかわいかった。
でも塚地が一番かわいかった!!

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無人島に生きる十六人(須川邦彦)

「無人島に生きる十六人」を読みました。

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なぜ手に取ったんだろう。記憶にないけど。
あらすじは簡単で、須川さんという著者の恩師である、中川氏が
昔太平洋で遭難して、無人島で暮らした経験を語っている。

龍睡丸という船に乗って太平洋を航海していた16人。
嵐その他のため、座礁してしまう。
龍睡丸を捨て、「パール・アンド・ハーミーズ礁」という珊瑚で出来た島に流れ着く。
救助されて日本に戻る日のため、16人は力を合わせて島での生活を営む。

・いつか救助される日、もしくは冬の寒さに備えて服は着ず、裸で生活
・水は井戸水(しかしちとしょっぱい)+雨水をためる
・主な食糧は魚と亀肉。
・米は病人が出た時等のために貴重品として食べない
・昼・夜順番で見張り

などなどの島の生活は徐々に規律化されて、
16人が真摯に力を合わせてお互いを助け合い、励ましあう。
島に来るあざらしや海鳥と友達になり、体が弱った仲間がいればフォローする。

淡々と語りが続くので初めこそダルーって感じだったのだけど、
徐々に島の生活が進むと、引き込まれていく。
亀の牧場を作ったり、お互いにいろいろな今までの体験話話をしてなぐさめあったり、
天気のいい日に海の底をのぞいてそのキレイさに心奪われたり。

あざらしの肉を食べることも出来るのだけど、
友達になってしまったから出来る限り食べないでおこう、
本当に必要になったときに手を出そうと話し合う。
魚も同じで、今日必要なだけとって食べよう、なぜなら明日もたくさん取れるだろうし、
これから魚を1年も2年も食べなくてはいけないのだから、って感じで。

遭難生活を送る人にとって一番よくないのは、
ぼーーっとしていることなんだって。
暇にしているといろいろなことを考えてしまうから、よくないことも頭に浮かび、
気弱になって遭難生活に耐えられなくなってしまうのだそう。
なので、この16人たちは持ち回りでよく働き、よく運動し、
手が空いてしまうとみんなでお互いの得意なことを教えあう。

そして夜の見張りには若い人を立たせない。
若くてまだ経験のないものが夜の見張りに立つと、
果てしなく何も見えない海を見ているうちにだんだん心細くなり、
そしてその弱い心が他の人にも伝染してしまうから。
だから経験豊富な老人が夜は見張りに立つことにする。

なんか読んでいると、昔の日本の人の誇り高さをすごく感じた。
今の日本人の若者なら、この状況下で、
こんなに明るく、団結して気持ちよく生活できるだろうか?
「救助された時に日本人として恥ずかしくないように」っていうのを
いつもいつも念頭において行動する彼らにちょっと感動した。

最後、救助される時に
船長である中川氏が船員達にかけた言葉で

「私たちはこの島で、はじめて、しんけんに、
じぶんでじぶんをきたえることができた。
そして心をみがき、その心の力が、どんなに強いものであるかを、
はっきり知ることができた。
十六人が、ほんとうに一つになった心の強さのまえには、
不安もしんぱいもなかった。
たべるものも、のむものも、自然がわけてくれた。
アザラシも、鳥も、雲も、星も、友だちとなって、やさしくなぐさめてくれた。
これも、みんなの心がけがりっぱで、勇ましく、そしてやさしかったからだ。
私は心から諸君に感謝する。ありがとう。」

このセリフにわけもなくジーンときてしまった。

これは当時の少年雑誌に連載された物語なんだって。
だから少年向けに楽しくわかりやすく少しメルヘンに作ってあると思うけど
それだからこそすれた大人の私にはしみる感じがしました。
感触としては少し前に読んだ星新一の 「ブランコの向こうで」みたいな感じかな。

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ククーシュカ

「ククーシュカ」をみてきました。
なんか井筒監督が絶賛したとかで、人気があるようで
映画館はいっぱいでした。

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物語は戦争中のフィンランドでのこと。
ロシア軍×ドイツ・フィンランド軍での戦争中、傷ついたロシア兵と、
戦うことを放棄したために仲間の兵から見捨てられたフィンランド兵が、
偶然ある1軒の家で一緒に暮らすことになる。
そこは先住民族サーミ人の女性の家だった。
サーミ語、ロシア語、フィンランド語をしかそれぞれ話せない3人なので、
まったくの片道会話で共同生活が始まり・・・。

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ってな感じのストーリーです。
始めは、3人のチンプンカンプンなやり取りがおもしろくておもしろくて
しかも、限りなく下品な会話が多いのもおもしろかった。
途中「大霊界」みたいになるけどね。それもまた興味深い感じ。

言葉が通じない同士でもひとりひとりならだんだん分かり合える。
始めは敵対視していたお互いをだんだん認めたり
話してみたくなったりするようになる。
人間同士だと簡単なことなのに、国単位になると
それがどうしてできなくなるんだろうねー。

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おもしろいし、ユーモラスだしちょっと温かいけど
やっぱり少し寂しい感じもする。
いろんなメッセージのある映画だと思う。
ここ半年くらいに見た映画では結構ヒットだと思う。

http://www.kukushka.jp/

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樒/榁(殊能 将之)

殊能 将之の3作目を読んでみました。
「樒/榁」。

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香川県の鄙びた旅館で起きた事件で、「樒」は「榁」の16年前の話。
どちらも同じ旅館が舞台で、しかもどちらにも「美濃牛」で登場した
石動という男が登場するというところがちょっと小粋な感じ。

事の起こりは16年前。
天狗の斧を祀ってある神社で、宮司がある日「天狗をみた」と言い出す。
同じ日に、旅館の宿泊客が殺害。
その頭に刺さっていたのは神社から盗まれた天狗の斧だった。
しかし部屋は密室。一体誰が?って感じの事件。そのまま迷宮入りとなる。

16年後に起こる事件は、それをモチーフにした簡単なエピソード程度。
本格的なミステリーを期待していた私はがっかり。
これじゃ単なるエピソード1,2じゃん。
しかも妙な複線ばかりで、「次回作を読みたい」って思わせたいだけの
「それは※※※事件の時のパーティだった」とか、
「そこからまた別の事件が始まるのであった・・・。それはまた次の機会に。」
みたいなのがわざとらしく多すぎて、かえってゲンナリする。
横溝正史とか、コナン・ドイルもやってるけど、
それはそれほどあからさまじゃないぞ!!

「ハサミ男」の期待が大きすぎたのかもしれないけど、
とりあえず、この人はもういいかなって感じなのでした。

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エミリー・ローズ

行ってきました。
CMでずっと気になっていた「エミリー・ローズ」
まさか自分が本当にいくとは思っても見ませんでした。

とはいえ、実は始まる時間が18時半だったのに勘違いしていて、
見始めたのが19時頃。
はじめの15分ほど見逃しました。
かといってまったく支障はありませんでしたが。。。

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田舎街から大学に通うため、寮に住んでいたエミリー・ローズ。
ある夜突然、彼女に異常が起きる。
彼女いわく
「煙臭くて目が覚めて、起きると突然黒い影が部屋に入ってきて私を攻撃した」
体中が痙攣して、体がありえないくらい捻じ曲がったりする。(CMでやってたよね)
そこからエミリーの苦しみが始まるわけです。

しばらく精神疾患かと思って病院に通うんだけど、
結局、自分に悪魔が取り付いているに違いない、と思って
エミリーは神父さんに悪魔祓いをしてもらうことにする。
しかしそのかいもなくエミリーは死ぬ。
「エミリーが死んだのは、薬を飲むことを止めた神父のせいだ!」ってことになって、
神父さんは過失致死の疑いで起訴。
その裁判が始まるところから、映画は始まる。
でいろいろな人の回想シーンで進んでいくわけ。

よくホラー映画にあるんだけど、夜中に大きな音がしてふと目覚める。
「何、この音は?」みたいな感じでおそるおそる部屋の外に出て行くと、
廊下のドアがちょこっとあいていて、それが風でバーーン!バーン!ってなってるのよ。
それを閉めると、音はもちろん止むんだけど、その後部屋に何かの気配が・・・。
とかね。
絶対、私だったらそこで起きて音を見に行かないのに。

授業中、窓ガラスについたしずくが、悪魔の顔に見えたり、
隣の席の子の顔がデローンて見えたり。
それでキャーーってなって走って逃げるんだけど、
すれ違う人の顔がみんなデローンって見えて
さらにヒョーーーってなる。そういうときに限ってすごい勢いで雨が降っている。
ずぶぬれになりながら教会に入っていく彼女を追いかけて、
ボーイフレンドのジェイソンが教会に入ると、
超ありえない角度に体が捻じ曲がってボキボキ関節を鳴らしているエミリーが。

「Emily?」って触ろうとするとコワイ声で「Don't Touch Me!!!!」って怒る。
そのときのエミリーの白目、真っ赤!!
ウルトラ怖い。

その後正気?に戻ったエミリーが「Jason,Don't leave me...」って言うところが
一番かわいそうというか印象に残っていた。

なんかね食事してても、周りの人の食器の音が気になって気になって
食べられないんだって。
それでだんだんおかしくなっていき、ついには実家に帰る。

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実家に閉じ込めておいて、妹が様子を見に行くと、
壁を向いて床にうずくまって何かモリモリ食べてるの。
何?と思って妹が覗き込むと(もう気持ち悪くて見れなかったんだけど)
ゴキブリとかの虫をむしゃむしゃ食べてるの。キモーーーーーイ。

それでキャーってなるんだけどそこでエミリーはウキョーーーーみたいになって
飛んだりはねたり、自分で自分の髪を抜いたり、例により体が変な感じに曲がったり、
知らない言葉で何かをしゃべりまくる。駆けつけたお父さんが押さえつけても
押さえつけられないくらいの力で暴れまくる。この時の妹がスゴイかわいそう。

結局、ありえませんよねこの症状ってことになって、
地元の神父さんに見てもらって、悪魔祓いをすることになるわけだよ。
そのシーンが、いっちばんこわかった。。
はじめはベッドに結び付けられてるんだけど、スゴイ力で紐を引きちぎって、
父を殴り、神父を殴り、飛んだりはねたり、その隙に開いたドアから猫が入ってきて
噛み付かれてうわーーってなってるうちに、エミリーは2Fから飛び降りて走って逃げる。
追いかけていくと、叫ぶわ、吼えるわ、殴るわ、蹴るわ、牛は逃げる、馬も逃げる、
神父は倒れる、脈は乱れる、妹は泣くの大騒ぎでめっちゃんこ怖い。
このシーン、一番怖かったかも。

その後、エミリーは悪魔祓いを拒否して、(本人の同意なしに悪魔祓いはできないそう)
結局明らかに自然死ではない感じでエミリーは死ぬ。
自傷行為のため体中傷だらけで、拒食状態だったので、体もガリガリの栄養失調。
壁に噛み付いたりしたため、歯は欠け落ちて、
頭で窓を割ったりしたので、頭も傷だらけ。
結局こんな風に死んだのは、神父が薬を止めたせいだ!
ってなるわけです。

上記が裁判での証人の回想シーンとしてどんどん流れていく。
さて裁判の最後はどうなるのか?それは見てのお楽しみでしょう。

神父役のトム・ウィルキンソンは
「真珠の耳飾の少女」でエロいおっさん役をやってた人だよね。
いやー役者だよ。

そして主役のエミリーははじめ「なぜこの子を?」って思ったけど
見終わった今は確かに、この子じゃないとできないね。と思う。
ちょっとでも顔とか容姿とかで売ろうとしている女優さんじゃ、この役は無理でしょーーー。

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ミュンヘン

ミュンヘンを観ました。
CMで観ていて、観てみたいなって思っていたので。
スピルバーグ監督とはびっくり。

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この映画はアカデミー賞の作品賞・音楽賞にはノミネートされているけど、
俳優陣は誰一人として賞の候補に揚がってはいないそう。

私は知りませんでしたが、1972年のミュンヘン・オリンピックで、
実際に起きた事件の真相を、事件に関わった人々のコメントや、
史実に基づいて映画化した衝撃の問題作だそう。

イスラエル選手団を、アラビアのテロリストが人質として立てこもり、
最終的に全員が殺されてしまった事件。
その復讐をすべくイスラエル政府から密命を受けて、
ミュンヘン事件に関わった11人のアラビア人テロリストを、
一人ひとり暗殺していくのが主人公のアヴナー。

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殺す方にも、殺される方にも
理由があって守りたいものがある。
ひとりひとりを見れば、それが理解できるのになぜ国同士だと
それが理解できなくなるのか。

命令を下された当初のアヴナーの顔と、
命令を終えて家に帰ったあとの顔がぜんぜん違ってて、すごいなーと思った。

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一番苦しく思ったのはアヴナーが娘の声を電話口で聞いて、涙するシーン。
自分には家族があって、祖国があってそれを守るためにテロリストを殺し続けている。
でもテロリストにも家庭があり、信念がある。それを感じてしまうと
なぜ自分が殺しているかがわからなくなってだんだん疲れてきてしまうのだろう。
そんな時娘の声を聞いて泣くアヴナーがかわいそうで泣きそうになった。

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ゴッホは殺されたのか(小林 利延)

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「ゴッホは殺されたのか」を読みました。

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホといえば不遇の画家で有名ですね。
生前には1枚しかその作品は売れず、
死後に圧倒的に評価が上がり、
世界中の美術館が「ゴッホを所蔵していればハクがつく」と血眼になり
今では1枚100億円を越える値段がつくそうです。

もとは牧師の息子として生まれたヴィンセント・ヴァン・ゴッホ。
そして念願どおり牧師の職に就くものの、停職処分となってしまい、
それ以降勤めたりもするのだがうまくいかず、
残りの人生を弟テオの援助の下に、絵を描いて暮らす。

ゴーギャンとの共同生活で受けた傷(耳を切り取ったことは有名ですね)
弟へのひどい手紙、温かい手紙、
弟からの手紙や弟の妻ヨーからの手紙など
いろいろな引用を持って著者は「ゴッホは自殺ではなかった!」
と仮説を立てています。
それはそれで、はーなるほどね、と言う感じです。

もともと、今あるゴッホ研究というのは
ヴィンセントを支え続けた弟テオの妻、ヨーが出版した手紙集を元に、
されているのだそう。しかしその手紙集は、ヨーが編纂しているので
ヨー(&ゴッホ一族)にとって不都合な部分は全て削除されて公開されている。
ええーそれじゃ研究材料としては偏りがあるじゃん!と全世界の研究者達は
不満を漏らすが、ヴィンセントおよびテオ、ヨーなどゴッホ一族に係わる書類たちは
現在、ゴッホ財団によって保管されていて関係者以外には公開されないのだそう。

そこを巧みに色々つなぎ合わせて著者は
ヴィンセントが自殺ではなかった、そして他殺だったという結論を
引っ張ってくる。その部分、ほっほーう。って感じです。
私のように今までゴッホについて何の知識もない人が読んだら
「そうよ!他殺よ!」って思っちゃうね。
逆側から描かれた本も読んでみようと思う、今日この頃。

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遠い山なみの光(カズオ・イシグロ)

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カズオ・イシグロの「遠い山なみの光」を読みました。
うーん、ちょっと私には難しいのか・・・。

非常に曖昧で漠然とした物語で
私は「何を」「誰が」「何のために」とかをハッキリさせたがる性格らしくて
ぼやーんとしたまま物語が進んでいくことにイライラしてしまったり
結局最後まで全貌が明かされないことにむむーって思ったり。

主人公は悦子という女性。
2人の娘のうち長女の景子が自殺。それを機会に次女のニキがしばらく
同居している。ニキは悦子を励ますつもりで同居しているのだが
どうにもそりが合わず、微妙にすれ違いの会話を交わしている。

2人の娘についてじっくり考える内に悦子は自分の人生を振り返り、
その中でどうしても忘れることの出来ない母子のことを思い出す。
それは悦子がまだ前の夫と暮らしていた長崎での出会いだった。
って言う感じです。

1児の母でありながら奔放に生き、母である前に女性として自分の幸せを追求しようとした佐知子。そしてそんな母に翻弄されて不安定な心を抱えている万里子。
第一子を妊娠している時期にそんな母子と過ごした長崎の日々。

終戦直後の、復興しつつもまだ戦争の悲しい記憶が消せない日本の雰囲気と、
佐知子の無謀さ、万里子の暗さ、その2人の平行線のコミュニケーションと
ほっとけばいいのに絡んでいこうとする悦子のボケボケさがイライラする。

どこかの感想でも書かれていましたが言葉遣いにもちょっと違和感ありですね。
これは英文で書かれたものを和訳したせいでこうなったのかもしれないし、
カズオ・イシグロがイメージしている日本人はこうなのだ、と訳者が信念を持って
そうしたのかもしれないけど。

この作品ではなく他の作品を読めばよさが分かるのだろうか。
もう少し読んでみようかな。


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THE有頂天ホテル

有頂天ホテルを観たときの記事を。
いやぁ、私は正直三谷幸喜があんまりすきじゃなかったんだけど、
映画はおもしろかった。

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三谷作品はこれが初めて位の勢いだったので、
これがダメなら三谷作品ダメだろうな~と思ってたけど
なかなか飽きずに2時間半、観ることができました。
映画の後半になると、だんだん「あと何時間かなぁ」って考えてしまうくらい
飽きっぽい私なんだけど、今回は大丈夫だった。

切ないのは、役所広司演じる副支配人が、元奥さんに嘘をつくところ。
でもそれがなんともはや無理がありまくりの嘘なので、笑えて笑えて。
鹿の被り物してたシーン、笑ってしまった。

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私の一番の笑いどころは、クネクネを撮ったと思い込んだ携帯電話を、
角野卓三演じる教授が踏み潰すところ。
おかしくておかしくて、生まれて初めて映画館で声を出して笑ってしまった。

この映画を観ていて思うのは、
映画って人によって笑うところが違うんだなぁって言うところ。
私にとって何もおかしくないところで、人が笑ったりすると、
人によって笑ったり、感動したりするポイントってそれぞれ本当に違うんだな
って思った。

最後にYOUが歌うシーンも、とってもかわいくて
歌もよかったし、感動した!
いやぁ、面白かったー。

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ナインスゲート

「ナインスゲート 」を見ました。
私はこういう宗教がかった映画が結構好きだったりする。

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稀観本のバイヤーであるコルソ(ジョニー・デップ)は
あるコレクターから、「ナインスゲート」という本の調査を依頼される。
その本は世界に1冊しかない、悪魔を呼び出す方法が書いてある本だという。
コレクターはそれが世界に実は3冊あるという噂を耳にし、
残り2冊を探し出して調査し、
彼の本が本物であるかどうかを確かめてほしいと依頼してくる。

本を手にしてからと言うもの、友人は死に、家は荒らされ
身の危険を感じながらもコルソはだんだんその本の真相を探すことに夢中になっていく。
スペインへ行き、パリへ行き、残りの2冊の持ち主のもとをたずねる。
そして彼らはコルソと接触直後、死んでいく。

はじめに出てくる、大富豪の奥さんと、コルソがデキてしまうシーンで「えええ?」って
声に出してしまった。結構おばちゃんだと思うんだけど、いいの?
途中から出てくる、金髪の女性の存在がずっと気になっていたけど、
途中から、なるほどねーと気づいてしまう。
でもまあ、最後のシーンとか、結構迫力もあるし面白かった。

ちょっと原作を読んでみたいなぁと思う今日この頃。

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